集束型体外衝撃波治療(ESWT)|スポーツ整形外科|整形外科

集束型体外衝撃波治療(ESWT)について

集束型体外衝撃波治療(ESWT)集束型体外衝撃波治療(ESWT)

体外衝撃波治療とは患部に高エネルギーの衝撃波を照射し、それによる組織の修復および再生を促進します。なかなか改善しない慢性の痛みに対し有効です。

体外衝撃波には大きく分けて“集束型”と“拡散型”があります。当院で導入している集束型は高いエネルギーを一点に集中させる治療法で、拡散型と比較して集束型体外衝撃波は全国的にもまだ導入している医療機関は少ないです。現時点で日本国内では難治性足底腱膜炎にのみ保険適応となっており、その他の疾患は保険が適応されず自由診療となります。

適応疾患

保険診療

  1. 難治性足底腱膜炎
    (6ケ月以上の保存療法の治療を行っても痛みが改善しない方)

保険外(自費)診療

  1. 慢性的な腱症
    1. アキレス腱症
    2. 膝蓋腱症(ジャンパー膝)
    3. 上腕骨外上顆炎(テニス肘)
    4. 石灰沈着性腱炎

骨疾患

  1. 疲労骨折
  2. 骨折遷延治癒や偽関節
  3. 早期の離断性骨軟骨炎

当院での治療の流れ

まず整形外科外来で診察し、画像検査を含めた診断をします。体外衝撃波の適応があれば、自由診療の場合は日を改めて別日に体外衝撃波治療を行います。治療は外来で、数十分程度で可能です。治療回数や治療間隔に関しては、疾患の状態や症状に応じて調整します。

安全性について

治療後に照射部位に発赤や皮下出血が出現することがあります。副作用の事例の報告は少なく、比較的安全な治療法です。

費用

保険診療の場合(難治性足底腱膜炎のみ)

3回照射が1セットで自己負担額は保険3割負担の方で15,000円
*保険診療のため、別途診察料などがかかります。

保険外(自費)診療の場合

照射1回 10,000円(税込11,000円)
*自費診療での治療を行う場合は、治療同日に保険診療(検査や薬、注射など)を受けることはできません。