胆・膵領域内科的治療|治療方法|消化器内科(内視鏡内科・肝臓内科)
胆・膵領域内科的治療
胆・膵領域とは
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胆道は肝で作られた消化液である胆汁の流れ道です。
胆汁は 脂肪の消化吸収を助ける役割を持ちます。 胆汁は2本の肝管(左肝管、右肝管)を通って肝臓の外へ流れ、胆嚢へ蓄えられます。
食事をしたりして消化が必要になると胆嚢が収縮し、胆汁が総胆管と呼ばれる部分を流れ、十二指腸壁を貫いてファーター腸乳頭部から分泌されます。
膵臓は、成人で 長さ15cm程度の右側が太く左側が細いくさび型の臓器です。 膵臓の中には、膵臓で作られた膵液を十二指腸まで運ぶ管である膵管が通っています。 主膵管は、 十二指腸につながる 前に胆嚢から胆汁が流れてくる総胆管と合流します。 膵管は十二指腸の壁を貫き、膵液を出しますが、その部分をファーター乳頭と呼びます。
胆膵領域の病気を疑う場合とは
自覚症状
右季肋部痛、背部痛、白目が黄色い、黄疸、褐色尿、灰白色便等の訴えがあるなどの場合
採血項目
肝・胆道系逸脱酵素の上昇、ビリルビンの上昇、膵逸脱酵素の上昇、腫瘍マーカーの上昇などが認められたなどの場合
画像所見
胆嚢や膵に腫瘤や腫大が疑われたり、胆管や膵管の拡張が疑われるなどの場合
胆膵領域の疾患
胆道疾患
胆石 総胆管結石 感染性胆管炎 非感染性胆管炎 胆道腫瘍性疾患(胆嚢ポリープなどの良性腫瘍や、胆道がんなどの悪性腫瘍)等があります。
膵疾患
急性膵炎 慢性膵炎 膵管内結石 自己免疫性膵炎 膵腫瘍性疾患(良性腫瘍や悪性腫瘍)等があります。
胆膵領域の診断方法
画像診断
ESD治療の適応範囲は、リンパ節転移のない早期胃がんであることが前提となります。
※リンパ節移転の可能性があっても、ESD治療が行える場合もあります。
PET-CT画像と超音波内視鏡下穿刺吸引術画像
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当院では腹部エコー・CT・MRI検査は勿論として、必要に応じてPET-CTによる画像診断、専用の内視鏡を用いて診断しています。 特に当院では病理検査技師立ち会いのもと、超音波内視鏡下生検(EUS-FNA)による組織診断を取り入れることで、迅速で正確な診断を心掛けています。
胆膵領域の内科的治療
投薬治療
胆嚢結石に対して手術をせずに経過を見なければならない場合や、免疫異常による疾患と診断された場合、さらには悪性腫瘍で切除不能と判断された場合は、集学的治療の一環として投薬治療を行います。
内視鏡治療
胆汁の流れが悪くなる閉塞性黄疸や、胆道系の感染症が疑われた場合などは、内視鏡治療が主体となります。
具体的には結石の除去や、狭窄部分に対してステントといわれる器具を留置して症状の改善を試みます。
その他の治療法
サイバーナイフ治療
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切除不能進行がんや、局所再発した部分に対しての制御目的で、当院ではサイバーナイフを用いた放射線治療を組み合わせることが出来ます。サイバーナイフについて
体外衝撃波破砕術(ESWL)
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尿路結石を外科手術をしないで、体の外から衝撃波を結石に照射して粉々に砕き、体の外に流しだす治療法です。体外衝撃波結石破砕装置について