糖尿病学習(教育)入院|糖尿病・内分泌代謝内科
糖尿病学習(教育)入院とは
学習(教育)入院は、患者さんやご家族の方が糖尿病を正しく理解して頂ける事を目的にしています。糖尿病は治るものではなく、一生付き合っていく病気です。付き合い方を間違えないためにも、病気の正確な知識、食事、運動療法を身につけ、患者さんが意識を持って生活することが重要です。そのために、医師だけでなく、看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士がチームを組んでサポートいたします。
入院プログラム
基本的な入院プログラムは以下の通りで、講義は30分~1時間ほどです。
糖尿病教育入院プログラム講義内容
午前のプログラム | 午後のプログラム | |
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水曜日 | 運動療法(理学療法士) | 食事療法(管理栄養士) |
木曜日 | 糖尿病総論(医師) | 回診 |
金曜日 | 糖尿病の治療・血糖変動(医師) | 薬物療法(薬剤師) |
土曜日 | ビデオ学習 | 糖尿病関連の検査(臨床検査技師) |
日曜日 | フットケア、シックデイ、災害時の対応(看護師) | |
月曜日 | 血管合併症(医師) | その他の合併症(医師) |
火曜日 | 終了時カンファレンス(スタッフ全員) |
基本は火曜日入院、翌週火曜日退院ですが、必ずしも1週間を通して参加する必要はなく、柔軟に対応いたします。費用は、医療保険3割負担の場合約10万円になりますが、治療内容によって変わります。また、個室希望の場合は別途費用がかかります。
学習(教育)入院をご希望で初診される場合、まずコールセンターで予約を取られてから糖尿病専門外来を受診して下さい。医師が必要と判断した後に入院の予約をいたします。その他、通常の診察の中で、担当医から学習(教育)入院を提案させていただく場合もあります。血糖値の著しい高値や中等度以上の合併症がある場合には、インスリン導入などを含む治療も合わせて行うので入院期間が長くなることもあります。詳しくは外来受診の際にお尋ねください。