糖尿病教育入院|糖尿病・内分泌代謝内科

糖尿病治療目標

日本糖尿病学会では糖尿病治療の目的を、血糖、体重、血圧、血清脂質を良好にコントロールすることで、糖尿病細小血管合併症(網膜症、腎症、神経障害)および動脈硬化疾患(虚血性心疾患、脳血管疾患、閉塞性動脈硬化症)の発症と進展を阻止し、健康人と変わらない日常生活の質(QOL)を維持し、健康人と変わらない寿命を確保することとされています。

糖尿病教育入院とは

教育入院は、患者さんやご家族の方が糖尿病を正しく理解して頂ける事を目的にしています。糖尿病は治るものではなく、一生付き合っていく病気です。付き合い方を間違えないためにも、病気の正確な知識、食事、運動療法を身につけ、患者さんが意識を持って生活することが重要です。

入院プログラム

医師をはじめ、医療スタッフ(看護師・薬剤師・臨床検査技師・理学療法士・管理栄養士)が患者さんの療育をサポートします。講義は約30分~1時間ほどです。

糖尿病教育入院プログラム講義内容

午前のプログラム 午後のプログラム
1日目 運動療法 食事療法
2日目 糖尿病総論 回診
3日目 薬物療法 糖尿病腎症 ビデオ学習(糖尿病総論)
4日目 フットケア針の処分方法 糖尿病の検査
5日目 ビデオ学習
糖尿病疾患
シックデイ
災害時の対応
6日目 壊疽(えそ)
低血糖
高血糖
認知症
感染症
7日目 心臓疾患 退院前カンファレンス