診療放射線科|診療支援部門

新百合ヶ丘総合病院 診療放射線科は、画像診断部門・放射線治療部門合わせて36名の診療放射線技師が所属しております。専門的な研修を受け、資格を取得した技師が、チーム医療の一員として他部門スタッフと連携し、患者様に安全で高度な医療技術の提供が出来るサービス向上に努めております。

診療放射線科 技師長より

マンモグラフィ検査

当院が導入しているデジタルマンモグラフィ装置は、GE社製のSenographe Essential(2012年8月導入)です。これは従来の装置に比べ、検査スピード、被ばく線量低減、画質向上など優れた機能を有しています。また、GE社は世界で初めてデジタルマンモグラフィ装置の販売を開始し、日本国内での保有台数は第一位です。豊富な実績により信頼できる装置です。

さらにこの装置は「トモシンセス」を搭載しており、3D撮影が可能です。マンモグラフィが不得意とされる高濃度乳腺での乳癌発見率の向上が期待されます。

マンモグラフィについて詳しくはこちら

小さな腫瘍の陰影や、石灰化の描出能力が高く早期乳がん発見に有用
デジタルマンモグラフィー
  • 「トモシンセス」を搭載「トモシンセス」を搭載

  • 当院では検診マンモグラフィ撮影認定放射線技師を含む10名の女性技師が撮影を担当します。また、撮影された画像は検診マンモグラフィ読影認定医師が診断します。読影(病気を見つける作業)にはマンモグラフィ専用の高画質モニタを使用していることから、非常に小さな石灰化や腫瘤も見つけ出すことができます。

    わからない事や不安な事がありましたら遠慮なく質問してください。

CT検査

CT(Computed Tomography:コンピュータ断層撮影)とは、X線を照射して得られた情報からコンピュータを使用して断面像を作成する検査です。造影剤という薬剤を使用することで、血管も含めたより詳細な検査を行うこともできます。

私たち放射線技師は依頼医からの患者さんの情報を基に、どこをどのように撮影するかを考えて検査を行っています。撮影方法や3D画像の作り方によって病気の見えやすさも変わるので、放射線技師には人体の解剖学の知識に加え、高度な検査技術が必要とされます。

主な医療機器

  • 頭部のCT

    脳内の出血や腫瘍、頭蓋骨の骨折等を描出します。

    頭部のCT頭部CT画像

  • 胸部のCT

    肺や縦隔、胸部の血管などを描出します。

    肺CT画像肺CT画像

  • 腹部のCT

    肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓などの臓器や腹部の血管を描出します。

    造影腹部CT画像造影腹部CT画像

  • 血管のCT

    造影剤を静脈に注射することで血管を詳細に描出します。

    造影血管3D画像造影血管3D画像

  • 心臓(冠動脈)のCT

    造影剤を使用し、心電図と同期させてCTを撮影することで静止した心臓の画像を描出します。

    冠動脈3D画像冠動脈3D画像

血管造影検査・IVRとは

血管造影検査とは、X線透視下でカテーテルという細い管を使用し、血管内に造影剤を注入し病変を写し出す検査です。

「IVR」とは「interventional radiology」の略語で、血管系(Vascular)IVRと非血管系(Non-vascular)IVRに2大別されています。血管系(Vascular)IVRでは血管造影検査により写し出された病変をバルーンと呼ばれる小さな風船やステントと呼ばれる金網など様々なデバイスで治療を行います。

冠動脈の狭窄病変(〇)に対して経皮的冠動脈形成術(ステント留置)を行った症例

  • 治療前治療前

  • 治療前治療後

血管造影検査について詳しい情報はこちら

アンギオ(血管造影)装置とは

診療放射線技師の役割

IVRを行う放射線技師は医師と連携を取り、スムーズな検査・治療を行うために専門的な知識と技術が求められます。このような専門的な知識と技術を持つ証である「日本血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師」が当院には2名在籍し、治療内容に合った多種多様な画像支援により、安全かつ円滑に医師が治療を進められるよう努めています。さらに、放射線機器の安全管理と放射線防護の最適化にも努めています。

MRI検査

MRI検査室のスタッフ

  • MRI検査を行うスタッフには豊富な知識と経験に加え、非常に高度な撮影技術が必要です。この知識や技術を証明する「日本磁気共鳴専門技術者認定」という資格があり、さらにこの認定者の1割ほどしか所有していない「上級日本磁気共鳴専門技術認定」を有する放射線技師が1名在籍していることから、安心して検査を受けていただくことができ、さらに、質の高い検査を提供しています。

  • 診療放射線技師 堀 大樹
    医学博士
    上級磁気共鳴
    専門技術者

MRI検査について

MRIは強力な磁石の力とラジオ波を用いることによって、全身のあらゆる場所の精密検査を行うことが出来ます。しかし、検査には30分から1時間程度必要で、検査時間が長い事や一度に広い範囲を撮像出来ないというデメリットもあります。

MRIは造影剤を使用しなくても血管を描出することが出来ることから、体に優しく、かつ、微少な病変も検出することが出来ます。従って隠れ脳梗塞微少脳動脈瘤なども発見することが出来ます。こちらの検査は検診でもお受けいただくことが可能です。

MRI検査について詳しい情報はこちら

短時間の検査と高解像度な画像化を実現したMRI
F3.0T(テスラ)MRIとは

また、近年発達する検査機器によって、肝臓を振動させながら撮影し、肝臓の硬さを検査することが出来ます。これによって軽度の肝硬変から発見することが出来ます。この検査は検診でも受けることが出来ます。

健診・人間ドックのご案内

脂肪肝ドックdoc はこちら

さらに当院では、まだ日本で9施設しか行うことが出来ない「ふるえの治療」も行っています。これはMRIで脳の画像を撮影しながら治療を行うことによってふるえを止めることができる、低侵襲的な最新の治療方法です。

手のふるえ外来はこちら

手のふるえで悩むあなたへ
FUS(集束超音波治療)センター はこちら

PET検査

PET-CT検査では、検査薬を静脈から注射して検査を行うことで、従来の検診では発見しにくかったがんを早期でも発見することができます。がん細胞の悪性度や広がり診断、転移や再発の診断まで行うことが出来る検査です。こちらの検査は検診でもお受けいただくことが可能です。

PET-CT検査について詳しい情報はこちら

細胞の活動状況を画像化するPETと、形状をみるCTを重ね合わせた、高性能検査機器
PETについて
X線CTのような形をした「カメラ」を用いて全身や心臓、脳などにおいて、病気の原因や病巣、病状を的確に診断する新しい検査法
PET-CTがんドックについて

放射線治療

当院の放射線治療は、2つの機種で行っています。主に定位放射線治療は「サイバーナイフ」、強度変調放射線治療や通常の放射線治療等は「リニアック」です。診療放射線技師は、患者さんが安心して放射線治療を受けられるように他の医療スタッフとの連携や機器の精度管理、苦痛の少ない体位でのセットアップ等、日々業務を行っています。今後も患者さんにより良い放射線治療を提供出来るよう努めていきます。

放射線治療の主な医療機器

全身のどの部位に対しても、がんの種類やステージに合わせて柔軟な治療が可能
CyberKnife サイバーナイフはこちら
安全・正確な定位放射線治療:切らずに痛みのない、患者さんの負担が少ない手術
Linear accelerator リニアックはこちら