看護師コラム

がんサロンってなぁに?

緩和ケア認定看護師 榎本 史子

2023/10/24掲載

  • がんサロンってなぁに?
  • サロンとは「がん患者やその家族などが集まり、交流や情報交換をする場」で、グループによるサポート、あるいは患者・家族などによるサポートなどがあり、国内では一般的にがんサロンという呼称が使われます。

    がんサロンの参加者は「がん患者・家族」などで、がんサロンの運営者は、がん患者・家族などの場合もあれば、医療者や、がん患者・家族ではない場合など様々です。

がんサロンでは、参加者同士が話をしたり聴いたりして体験を共有し、ともに考えることを大切にしています。そのことにより安らぎを得たり、不安や孤独感が軽減したりすることがあります。また、療養生活に関する情報交換なども行われています。

がんサロンによっては交流や情報交換に加えて、医療者によるアドバイスの場や勉強会を設けたり、がん患者・家族が体験などを発表したりする場合があります。

当院の運営者は、医療福祉課のがん相談センターのスタッフ(社会福祉士)が中心となり運営し、がんに関することについて自由に話ができる交流の場として奇数月第3土曜日に開催しています。

サロンにはがん相談センターの社会福祉士、患者サポートセンターの看護師、緩和ケア病棟の看護師、緩和ケアチームのメンバーなど様々な職員がローテーションで参加していますので、必要時は個別でのアドバイスも実施しております。