肝胆膵脾専門外来

肝胆膵脾専門外来とは

肝臓がん・胆道がん・膵臓がんの診断・治療(手術、化学療法、放射線治療)を中心に、胆石症や他肝胆膵脾疾患の診断治療を行います。

他の臓器と同様に、肝臓胆道膵臓にも多くの良性悪性疾患がありますが、最近2人に1人ががんにかかると言われ、肝臓がん・胆道がん・膵臓がんも増加してきております。特に膵臓がんは早期発見が難しく、5年生存率はがんの中で低い傾向にあります。そのような肝胆膵領域のがんに対して適確に診断、治療を行っております。

肝胆膵手術は肝切除、膵切除等高難度の手術になりますが、状態と進行度に応じて手術、化学療法、放射線治療を選択、あるいは組み合わせて治療を進めます。また、良性疾患は胆石症が多い傾向で、胆嚢内結石は腹腔鏡下手術を、胆管結石に対しては内視鏡的治療を行い、入院も短期化しています。

主な検査・治療

詳細な問診後、血液生化学検査で炎症所見、貧血、肝機能や黄疸、腎機能、血糖、場合により腫瘍マーカー等の状態を確認します。その後、腹部超音波検査、腹部CT検査で原因となる病態を判断していきます。

胆石症であれば、MRCPを行い、治療として多くは腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行します。胆管結石に対しては内視鏡的治療が優先となります。次に悪性疾患に関してはMRIPET-CTを追加し全身検索を行い、がんの進行度を確認、治療方針を決定していきます。閉塞性黄疸を呈していれば、減黄目的に胆管ステントを挿入し、減黄後がんに対する治療を二段階に分けて進めることもあります。

肝臓がんには、原発性肝がん、転移性肝がんがありますが、肝機能を考慮し、原発性肝がんは肝切除、ラジオ波焼灼術、肝動脈化学塞栓療法を選択、転移性肝がんは手術、化学療法を組み合わせて施行していきます。胆道がんは、手術、化学療法を中心に行っています。膵臓がんは、手術(膵頭十二指腸切除、膵体尾部切除等)、化学療法、放射線治療を組み合わせて治療します。

患者さんへ

肝胆膵領域がんの中でも、特に膵臓がんは症状出現に乏しく早期発見が難しいといわれています。 何か不安な症状、不明な点がありましたらお気軽にご相談下さい。検査治療はガイドラインに沿い、患者さんの希望と個々の状態に応じて相談しながら進め、より良い治療を選択、心身ともに負担の少ない優しい医療を目指しています。

診療日

  1. 火曜日 14:00~16:00
  2. 木曜日 9:00~12:00

諸事情により変更・休診になることがございます。
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