半導体PET-CT
半導体PET装置「Omni Legend 21」導入のご案内
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当院では2025年に、GEヘルスケア社製の半導体PET装置「Omni Legend 21」を導入し、同年5月より稼働しております。本装置は、関東エリアで最初に導入された半導体PET装置です。
従来の機器との違い
「Omni Legend 21」は、従来機と比較して検出感度および画質が大幅に向上しており、微細な病変もより鮮明に描出することが可能です。これにより、がんの早期発見や治療効果の正確な評価に大きく貢献します。
さらに、高感度化により撮像時間の短縮を実現しました。従来機では20〜25分程度を要していた撮像時間が約15分となり、患者様の身体的負担の軽減にもつながっています。
今後も当院では、先進的医療機器と高度な診断技術を活かしながら、より精度の高い診断と安心して受けていただける医療の提供に努め、がん診療の質の向上と地域医療へのさらなる貢献を目指してまいります。
PET-CTについて
PET-CTとは、主にがん健診として活用される、病状を的確に診断する新しい検査法です。
半導体PET-CT、陽電子放射断層撮影装置のことで、PositronEmissionTomographyの略語です。
X線CTのような形をした「カメラ」を用いて全身や心臓、脳などにおいて、病気の原因や病巣、病状を的確に診断する新しい検査法です。
PET-CTの特長
PET-CT検査では、がん細胞が正常細胞に比べて3~8倍のブドウ糖を取り込む、という性質を利用します。
検査は、まず、検査薬(おもにブドウ糖と結合させた18F-FDG)を静脈から注射します。
体内のブドウ糖を過剰に摂取する細胞(代表的なものはがん細胞)をPET-CTの「カメラ」でスキャンすると、ブドウ糖を過剰に摂取する細胞自身が光って見えます。
従来のレントゲン(X線)やCT、MRIなどの検査は形からがんを見つけますが、PET検査はこのように細胞の性質を調べてがんを探し出します。
半導体PET-CT・PET検査の保険適応
※下記に当てはまる場合、保険適用となります。
| 1.てんかん | 難治性部分てんかんで外科切除が必須とされる患者に使用する。 |
|---|---|
| 2.虚血性心疾患 | 虚血性心疾患による心不全患者における心筋組織のバイアビリティ診断(他の検査で判断のつかない場合に限る。) 心サルコイドーシスの診断(心臓以外で類上皮細胞肉芽腫が陽性でサルコイドーシスと診断され, かつ心臓病変を疑う心電図又は心エコー所見を認める場合に限る。) 又は心サルコイドーシスにおける炎症部位の診断が必要とされる患者に使用する。 |
| 3.悪性腫瘍 (早期胃癌は除く、悪性リンパ腫を含む) |
病期診断若しくは転移・再発の診断を目的とし、コンピューター断層撮影を除く他の検査又は画像診断により病期診断又は転移若しくは再発の診断が確定できない患者に使用する。 ※悪性リンパ腫の化学療法後の効果判定は再発、転移診断の扱いとなります。 |
| 4.大型血管炎 (高安動脈炎、 巨細胞性動脈炎) |
高安動脈等の大型血管炎において、他の検査で病変の局在又は活動性の判断のつかない患者に使用する。 |
悪性腫瘍の「疑い」は保険適応外です
悪性鑑別は保険適応外です。臨床上高い蓋然性をもって悪性と診断されている場合は、臨床病名として悪性病名を付けてください。
再発転移を疑い、同一患者で繰り返しPET-CTを行う場合
保険適用上、コンピューター断層撮影を除く他の検査・画像診断でも再発転移が疑われるが確定できなかったことが条件です。
【保険適応外の例】
- 不明熱の鑑別診断や疑い症例での診断目的
- 化学療法、放射線治療後の効果判定目的
- 再発を疑う強い所見がない定期的な経過観察
- 転移を疑う強い所見がない転移検索目的
- 腫瘍マーカー高値のみによる診断目的
- 入院中(入院日、退院日を含む)の場合
- スクーリング、健康診断目的