アクセス外来|腎臓内科・透析内科

アクセス外来の特徴(概要)

腎臓内科・透析内科専門外来:アクセス外来開設ついて

2023年10月より血液透析患者様のバスキュラーアクセス作成から定期外来管理、トラブルに対応するアクセス外来を開設いたしました。シャントの定期的な管理から緊急時のトラブル対応まで、適切な医療をご提供致します。

当院対応可能な診療内容の一部

  1. シャント術前評価 (シャント造設のみの依頼も受け付けております)
  2. エコーを用いた定期的なシャント管理
  3. 内シャント作製、内シャント再建
  4. 人工血管を用いたシャント作製
  5. 人工血管を用いたバイパス術
  6. 経皮的血管内治療(狭窄、閉塞)
    適用症例では人工血管流出路に対する人工血管被覆ステント治療(有資格)、
    IN.PACT AV薬剤コーティングバルーンカテーテルによる治療(有資格)
  7. 瘤切除術
  8. 上腕動脈表在化術
  9. シャント感染やグラフト感染の処置・治療
  10. 腹膜透析カテーテル挿入術、感染、注排液不良 (PD外来にて対応致します)

上記以外のトラブルでも対応いたしますので、ご相談ください。

診察日

  1. 月曜日 午前
  2. 火曜日 午前

医療機関からのご予約

透析クリニックご担当者様から当院地域連携室までご連絡をお願いいたします。
また、緊急時はアクセス外来設定日以外にも対応いたしますので、腎臓内科外来担当医師にご相談ください。

患者さんからのご予約

診療予約専用電話よりご予約ください。
0800-800-6456 (9:00~17:00)
※受診の際は紹介状をお持ちください。

透析バスキュラーアクセスのお話

バスキュラーアクセスとは?

血液透析療法では患者さんの血液を1分間に約200ml 透析装置に取り込む必要があり、そのためには血液の出し入れ口となるバスキュラーアクセス(VA)が必要です。VAにはいくつかの種類がありますが、いずれの作製には手術が必要です。最も一般的な方法は手首の近くで動脈と静脈を吻合する内シャント造設という方法です。内シャントを作製すると術後数週間で静脈は発達し、血流豊富な血管となり、その血管に針を穿刺することで、透析を行うことが可能になります。

なお、内シャント以外のVAには動脈表在化、人工血管移植、透析用カテーテルなどがあり、患者さんの状態によって最適な方法を選択します。

当院のVA作製は腎臓内科医師(インターベンショナル・ネフロロジスト)が行っております。

インターベンショナル・ネフロロジストとは?

当院腎臓内科の特徴の一つとして透析関連の手術をすべて腎臓内科で実施していることが挙げられます。当院の腎臓内科・透析内科医師は全員が内科医でありながら手術や血管内治療も行う“インターベンショナル・ネフロロジスト”です。インターベンショナル・ネフロロジストというのは聞きなれない言葉だと思いますが、簡単に申し上げると“手術も行う腎臓内科医”のことです。内科なのに手術?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、20年以上前から海外では腎臓内科医のsubspecialty一つとして手術手技を行うInterventional Nephrologyが存在します。バスキュラーアクセスの作成、修復においては、血管吻合に必要な外科的技術の習得はもちろんの事、PTA(経皮的血管形成術:バルーンによるカテーテル治療)に対する技術や知識、それぞれの患者さんの状態を総合的に判断する腎不全や透析に関する内科的知識が必要であり、インターベンショナル・ネフロロジストはそれらを習得した医師であります。インターベンショナル・ネフロロジストはVAに対する様々な手技・治療介入が可能であり、私たちはそれぞれの患者様に対してどのような治療が最もよいかを考え、常にバランスの取れた適切な医療を提供するよう心がけております。

当科松井医師は一般社団法人日本透析医学会VA血管内治療認定医資格を有しております。

手術件数実績

2023年4月~2024年3月 アクセス外来手術件数
PTA 103件
内シャント造設術 29件
動脈表在化 6件
人工血管移植術 6件
血栓除去術 3件
PDカテーテル挿入 24件
腎生検 36件