地域情報誌 タウンニュース 2021年12月号 掲載記事より

おしっこが赤いと思ったら...

泌尿器科 医長
鹿島 剛

  • 尿に血が混じった状態を血尿と言います。血尿といっても、目で見ても分からず、尿検査で血が混じっている状態を「顕微鏡的血尿」と言います。

一方で、目で見て判断できる「肉眼的血尿」は、重要な病気のサインです。肉眼的血尿の原因として、膀胱がん腎がん前立腺がん、尿管がん、腎盂がんなどの悪性腫瘍や尿路結石、膀胱炎など様々なものがあります。

特に痛みや排尿の症状がなく、肉眼的血尿を認めた場合は、悪性腫瘍を念頭に精密検査を受ける必要があります。たとえば膀胱がんの85%は肉眼的血尿を契機として発見されます。

いずれの病気にしても、早く見つかれば、それだけ体に負担の少ない治療が可能になります。おしっこをしていて、「あれ!」と思ったら、泌尿器科へ受診してみてください。