広報紙 vol.35しんゆりニュースレター

最新の画像診断技術で
最新の医療の提供を

新百合ヶ丘総合病院
放射線診断科 部長
しみず やすひろ
清水 康弘 医師
【プロフィール】
日本医科大学医学部卒業。日本医科大学付属病院放射線科入局。日本医科大学武蔵小杉病院放射線科勤務。2016年4月より現職。

日本医学放射線学会放射線診断専門医・指導医/日本核医学会専門医・指導医/PET核医学会認定医/検診マンモグラフィ読影認定医/日本医師会認定産業医

最新の画像診断技術で
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新百合ヶ丘総合病院
放射線診断科 部長
しみず やすひろ
清水 康弘 医師
【プロフィール】
日本医科大学医学部卒業。日本医科大学付属病院放射線科入局。日本医科大学武蔵小杉病院放射線科勤務。2016年4月より現職。

日本医学放射線学会放射線診断専門医・指導医/日本核医学会専門医・指導医/PET核医学会認定医/検診マンモグラフィ読影認定医/日本医師会認定産業医
  • 放射線医学は放射線や放射性同位元素などを用いて診断や治療を行う臨床医学の一つです。X線をはじめとした様々なエネルギー(電磁波・磁場・超音波など)が、先端的な画像診断のために使われています。また、身体の中の状態を苦痛なく探るための診断法でもあります。

    放射線診断医は、X線写真やCT(コンピュータ断層撮影)、MRI(磁気共鳴画像)、超音波検査(エコー)、核医学検査(SPECT、PET/CT)、画像下治療(IVR:インターベンショナルラジオロジー)、マンモグラフィ(MMG)といった、様々な画像診断法や治療法の中から患者さんに最適な手法をお勧めします。撮影された画像は読影(解析・診断)され、その結果は患者さんが受診された各診療科の医師に報告書の形で届けられ、治療方針の決定・変更などに役立てられます。このため各診療科との連携が重要で、依頼医からのコンサルト対応や患者さんの経過報告、診療方針の確認・決定などを行うカンファレンスにも参加し、各医師との連携を深めています。

    また、当院では最先端画像診断機器を駆使し画像検査を行っており、2020年4月現在、CT

  • (128列)3台、MRI4台(3.0T:2台、1.5T:2台)、SPECT1台、PET/CT2台、血管造影装置3台など、多くの医療機器が稼働しております。2019年度の検査数は、CT…26,050件、MRI…13,676件、SPECT…2,091件、PET/CT…3,670件、IVR…1,687件、MMG…4,459件など、2012年の開院時より現在まで年々検査数は増加しております。

    また、院内だけでなく川崎市北部地域を主体に、地域の医院・クリニック、さらには近隣の大学病院・総合病院などからの紹介も多く、各種画像検査・画像診断の依頼を受け、2018年には地域医療支援病院に認定されています。

    近年、画像診断の技術は急速な進歩を遂げております。放射線医学領域では、今後もさらに新しい画像診断法・治療法などが開発され、発展していくものと思われます。また、2020年4月より当院の放射線診断科常勤医師は総勢8名となり、各種検査・診断・治療法のスペシャリストを擁し、画像診断や研究、カンファレンスなどにも精力的に取り組んでおります。今後も常に最新の医療を患者さんに提供していけるよう、邁進してまいります。

放射線診断科

放射線診断科には高度な画像診断機器がそろっており、これらの検査で得られた画像を、放射線診断専門医が読影することによって、各診療科の担当医が病気の状態を把握するためのサポートをしています。

CT(コンピュータ断層撮影)

放射線診断科医師
CT(コンピュータ断層撮影)

CT検査は体にX線をあてて、体の中の状態を輪切りの画像で観察する検査です。検査の際は多くの場合は検査台に仰向けになっていただき、円筒状のCT装置の中に入ります。高分解能CTを導入しているため検査時間は数分から数十分と比較的短いですが、詳細な画像を得ることができます。さらに再構成と呼ばれる画像処理を加えることで、色々な方向からの輪切り写真や、血管や心臓、骨などの3D画像を作ることができます。X線を使いますので多少の被曝は生じますが、撮影に際して痛みなどはありません。被曝に関しても必要最小限で綺麗な画像が撮れるように、被曝低減に十分配慮しています。ヨード造影剤という検査薬を使用することで画像のコントラストを上げることができ、病気があるのか否か、どのような疾患なのかをより明らかにすることができます。造影剤は静脈注射ですので、造影剤を用いる時は注射が必要です。撮影された画像には放射線診断専門医が画像診断レポートを作成し、主治医の先生に報告しています。
(放射線診断科 医長 橘和 聡文)

MRI(磁気共鳴画像)

掻くのがやめられない症候群

MRIは大きな磁石による“強い磁場”とFMラジオに使われているような“電波”を使って画像を撮影します。そのため、MRIは放射線による被曝がなく、お子さんや安定期以降の妊婦さんも検査を受けることができます。MRIの最大の特徴は、観察したい場所を「強調」した画像で撮影できることです。たとえば脳血管を強調した「MRA」、胆管を強調した「MRCP」など、多彩なコントラストで画像を撮影することが可能です。具体的には、大きなトンネル型の装置の中に20~30分入って検査し、痛みなども伴いません。また、最近は本態性振戦に対する集束超音波治療(FUS)というMRIを使用した治療も2019年6月より保険適用となりました。結果については、全検査を我々放射線診断科の画像診断専門医が診断レポートをつけて、主治医とダブルチェックし、適宜相談をしています。脳ドックなどの健診も含め、お気軽にご相談ください。
(放射線診断科 医長 飯島 健)

IVR(画像下治療)

掻くのがやめられない症候群

IVRとは、「Interventional Radiology」の略語であり、日本語では「画像下治療」と訳されています。レントゲンでの透視やCT、超音波装置を用いて体の内部を見ながら、針や細い管(カテーテル)を標的病変へ導き、治療や検査を行う手技の総称になります。最大の特徴は、体の中へ挿入する針や管が数ミリ程度と細く、多くの場合、局所麻酔で済む体への負担の少なさです。縫合の必要がほとんどない小さな傷口で、体の奥の臓器や血管にアクセスして治療や検査を行うことができるので、1980年代から始まった比較的新しい手技ではありますが、現在は広く普及しており、選択されることが多くなっています。具体的には、血管にアクセスする場合、体の奥の血管で薬を注入したり、異常血管を詰めたり、狭くなった血管を広げたり、標的血管からの採血などを行います。血管以外の場合、標的部位から組織を採取して検査をしたり、溜まった膿などを取り出したり、病変の近くに印をつけることで手術の補助を行っています。
(放射線診断科 医長 竹ノ下 尚子)

核医学

掻くのがやめられない症候群

核医学検査は、微量の放射線を出す放射性医薬品を注射もしくは内服して行う検査です。核医学検査の特徴は、特定の臓器や組織に薬品が集まる性質を生かして、機能を画像として見ることができることです。またCTやMRIなどの形態画像と組み合わせることによって、より多くの情報を得ることができます。大きくSPECTとPETに分かれており、SPECTでは、脳・心臓・肺の血流や甲状腺の機能などを見ることができます。またPETは、悪性腫瘍やてんかんなどの診断に使用されています。当院では保険診療に加えて、健診でPET/CT検査を行っており、全身の悪性度の高い病変を検出するのに有用とされています。その他にも様々な検査があるので、お気軽にご相談ください。
(放射線診断科 医長 藤井 正美)


★当院の予防医学センターでは「PET‐CTがんドック」を受けることができます。がんの有無や位置、形状を調べ、早期発見・早期治療を目指します。
詳しくはこちらから

リハビリテーション科コラム

リハビリテーション科の新体制

リハビリテーション科 科長 松本 浩一


2020年度の新棟開設(増床)に対応するため、この春、リハビリテーション科は新たな体制に移行・拡充いたしました。

◆リハビリテーション科常勤医師 越川 尚男 医師の着任

越川医師

従来の急性期医療に加え、新たに開設となる回復期リハビリテーション病棟の運営に対応すべく、リハビリテーション科に越川医師が着任されました。経験豊富な越川医師の指導の下、より良いリハビリテーションサービスの提供に努めてまいります。

◆リハビリテーション科非常勤医師 尾﨑 尚人 医師の着任

尾﨑医師

毎週火曜日のリハビリテーション科外来を、これまで担当されていた木下医師から引き継ぐ形で、尾﨑医師が着任されました。リハビリテーション全般に関する内容はもとより、義肢・装具や脳卒中後遺症(痙縮:手足のつっぱり)に対するボツリヌス療法に関する内容など、様々な相談・診療が可能となっております。

◆リハビリテーション科スタッフの増員

平成24年に13名でスタートした当科も、地域のリハビリテーションニーズに応えるべく増員を繰り返し、この春、新たに44名のスタッフを仲間に迎え、総勢104名体制となりました。これまでも、そしてこれからも、病院の理念である「すべては患者さん(利用者さん)のために」を念頭に、スタッフ全員で邁進していきたいと思います。

◆リハビリテーション室およびリハビリテーション機器の拡充

新棟3階および5階にはリハビリテーション室が各1部屋開設となり、既存のリハビリテーション室と合わせて合計3部屋体制となります。3階リハビリテーション室は主に回復期リハビリテーション病棟に入院中の方が使用され、5階リハビリテーション室は回復期リハビリテーション病棟に入院中の方をはじめ、急性期病棟や緩和ケア病棟に入院中の方が使用される予定です。また、5階リハビリテーション室内には、より効果的なリハビリテーションを提供することで早期退院に繋げるべく、日常生活動作(トイレや入浴動作、調理動作など)の訓練が可能なスペースが設置されております。

〈新棟3階リハビリテーション室〉
〈新棟5階リハビリテーション室〉

これら新体制の下、病院の目標である①地域医療、②高度先端医療、③最良の安心、をリハビリテーションサービスを通して実現すべく、スタッフ一丸となって取り組んでまいりますので、これからもよろしくお願い申し上げます。

新棟へ移転し、リニューアルオープンしました!

 この春、既存棟から新棟の1階コネクトホールへ移転し、リニューアルオープンしたコンビニ「ALOHA(アロハ)」。ドリンク類、パン・お弁当・カップ麺・お菓子などの食品、医療品、新聞や書籍、衣料品から入院生活に必要なものまでを取り揃えています。本格的なコーヒーと、地元のパン屋や人気牛丼店のお弁当を販売し、院内で飲食される方のために電子レンジや、カップ麺用のお湯も用意されています。また福島県の特産品も置いてある、一味違ったコンビニエンスストアです。 店外にはフリースペースがありますので、すぐに購入した商品を広げて一息つくことができます。

心不全教室
  • 場所/新百合ヶ丘総合病院 新棟(B棟)1階 コネクトホール
  • 営業時間/平日・土曜日 : 7時30分~21時00分 日曜・祝日 :9時30分~17時00分
    ※当院の工事期間中は当面の間、平日の営業終了時間が20時00分となります。

2020年6月の
院内医学健康講座 および 院外市民医学講演会開催中止について

日頃より当院主催の健康講座に足をお運びいただきまして、ありがとうございます。
諸般の事情により、6月の院内医学健康講座および院外市民医学講演会の開催を中止することといたしました。
たいへんご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。
7月以降の講座につきましては、決まり次第お知らせいたします。

2020年4月の救急車受け入れ台数は480台でした。