クリニカルフェロー研修後記|外傷再建センター

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【執筆者】 対比地 加奈子 医師

2022年度の1年間、こちらの施設でお世話になりました。
多くのことを学び、かつ楽しい毎日が送れたことを諸先生方に深く感謝しています。

以下、ここでの研修や就職を迷っている先生方にお伝えしたい、私が思う「新百合ヶ丘外傷再建センターで研修すべき理由!」です。

1. 外傷再建の各スペシャリストが揃う贅沢な環境

手術の細かいピットフォールなどは、やはり読んだり聞いたりだけでは不十分です。実際に生で見る、経験することは何物にも変え難いです。加えて、なぜその治療法を選択するのか、といった議論の過程に毎日参加できるのです。惜しみなく知識や経験を教授してくれる偉大な先生方に皆驚くと思います。

今まで見たこともないような手術もたくさん見られます。全て自分でできるようにならなくても、「そういう治療がある」ということを知るだけで、最善の治療を提供する選択肢が増え、適切な施設への紹介も考慮できます。 今まで見たこともないような手術もたくさん見られます。全て自分でできるようにならなくても、「そういう治療がある」ということを知るだけで、最善の治療を提供する選択肢が増え、適切な施設への紹介も考慮できます。

そして私が最も勉強になったのは、トラブルシューティングです。すごいな、と思う外科医たちは、皆トラブル時の判断が早く、その対応策を複数持っています。これは、現場で一緒に経験をしないとまず学べないと思っています。

2. 外傷治療に興味がある人しかいない

外傷再建をやりたい!と思う人しかいないので、医局でも至る所で症例についての議論などが盛り上がります。雑談だけでも勉強になります。仲間と同じ方向を向いて仕事をするのはそれだけで楽しいです。


以上、5つくらいあげようと思ったら1つ目で長くなってしまったので十分魅力は伝わったかと思います。せっかく巨人が集う施設を作ってくれたので、肩の上に乗らせていただきましょう。