腰背部痛と手足のしびれ
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還暦を過ぎて、腰痛や手足のしびれを経験しない方は、本当に少ないと思います。加齢により増加するこれらの症状は、時折、頚椎症や腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症などの病気からきていることもあります。
これらの病気はがんのように寿命には直接影響しないのですが、腰が曲がる、歩けない、手が使いにくいなどの日常生活に不便をもたらします。
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症状としては、痛み以外では、手の使いにくさ(巧緻(こうち)運動障害)や、歩行距離の減少(間欠性跛行(かんけつせいはこう))が代表的です。箸の使用や文字を書くなど手元の作業、買い物に行くときなどに影響が出るかもしれません。
腰痛や背部痛だけであればマッサージ、湿布、内服薬などで対処できますが、このような症状が出てきたら、専門医による診察検査をおすすめします。