地域情報誌 タウンニュース 2021年10月号 掲載記事より

子宮の癌(がん)にも腹腔鏡手術

産婦人科 科長
竹本 周二

  • これまで長きにわたって子宮の癌には開腹手術が行われてきました。しかし開腹手術は術後の痛みが強く、見た目にも良くありません。

そのため欧米を中心に子宮癌にも腹腔鏡手術が導入され、国内でも2014年に子宮体癌の一部、2018年に子宮頸(けい)癌の一部で保険診療が認められました。腹腔鏡手術は開腹手術より出血量や合併症が少ないことも明らかとなり、現在も癌に対する腹腔鏡手術は増加し続けています。

当科でも腹腔鏡手術を広く適用し、2020年1月1日から12月31日までの期間に手術を行った子宮体癌70症例のうちの66症例(94%)、子宮頸癌14症例のうちの11症例(79%)を腹腔鏡で治療しています。

症例によって対象とならない場合もありますが、子宮の癌と診断されたときは、腹腔鏡での治療をご一考ください。