掲載日:2024年5月7日
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暖かい季節となってきて外に出歩きやすい気候となってきましたね。ですが、そんな折に体の痛みで出歩く気力が削がれてしまうなんてことはありませんか?
そんな悩ましい“痛み”への対処法についてご自宅でもできるような簡単なものをご紹介します。
“痛み”の中でも、皆さんがよく痛みを感じる場所といえば、腰や頭などが多いかと思います。痛みにはほとんどの場合、要因となることがあるはずです。まずは生活習慣や環境を変えてみることも一つの手です。
長時間同じ姿勢でいることはありませんか?
長時間同じ姿勢でいると、特定の筋肉に負担がかかります。定期的に姿勢を変えて、筋肉の疲労を軽減しましょう。目安としては1時間に1回程度、5分ほど休憩やストレッチを行ったりすることで、筋肉の緊張を和らげられます。
猫背でいることや下をみることが多くはありませんか?
良い姿勢を保つことはなかなか意識していても難しいと思います。椅子の高さやモニターの位置を変える、またはクッションを敷く、腰に当てるなど環境を変えてみるのもいいでしょう。
運動不足にはなっていませんか?
運動不足で筋力低下があると腰や膝など体の重みを支える場所への負担が大きくなり、痛みを伴うことが多いです。腹筋やスクワットなど回数が少なくてもかまいませんので、ゆっくりと行うことを心掛けて継続してみましょう。
寝具はあっていますか?
布団は一点に圧力が集中しやすいため、床に敷くにしてもマットレスを使うことを推奨します。耐圧を点で支えてくれるポケットコイルマットレスなど体圧分散性の高いものを選んでみてください。
ストレスの解消はできていますか?
疼痛性障害など心理的、精神的な負荷により痛みを感じやすくなってしまうこともあります。休みや娯楽の時間は適度に作るようにしましょう。入浴などは痛みの要因にもなりやすい血行の悪さも改善でき、心もリフレッシュできるのでオススメです。
最後に
このように自宅でも対処可能な痛みもありますが、すぐに病院へ行ったほうが良い痛みもありますので、まずは自己判断せずに病院へ相談してみることも大切です。しっかりと“痛み”の要因を認識したうえで行動していきましょう。
田口敏彦,飯田宏樹,牛田享宏.疼痛医学.医学書院,2020,382p
半場道子.慢性痛のサイエンス,医学書院,2023,277p