リハビリテーション科コラム

肩が上がらない、、、それ五十肩?

リハビリテーション科 理学療法士 安藤 由夏

掲載日:2026-5-12

はじめに

  • よい姿勢のイメージ
  • 「新生活が始まって、気がつけば肩が痛い、、、。」そんな違和感ありませんか?環境の変化で身体が緊張しやすく、知らないうちに肩回りに負担がかかっていることも少なくありません。

    そんな中で増えてくるのが、肩の痛みや動かしにくさを伴う五十肩であり、正式には「肩関節周囲炎」と呼ばれる状態です。

どんな症状がでるの?

  1. 腕を上げると痛い
  2. 後ろに手が回らない(ベルトを通すのがつらい、シャツを入れることができない)
  3. 夜、寝ているとズキズキ痛む

特に「夜間痛」は痛みで起きてしまい、睡眠の質が落ちる原因にもなります。

なぜ起こるの?

  1. 加齢(40~60歳代の中高年に多い)
  2. 肩をあまり動かさない生活
  3. 姿勢の悪さ

などが関係していると考えられています。

どうしたら治るの?

凍結肩は3つの病期に分けられており、炎症期(6週~9ヶ月)・拘縮期(4~6ヶ月)・回復期(6ヶ月~2年)で、症状が徐々に軽快していくといわれています。

おうちでできる簡単リハビリ

① 振り子運動(ぶらぶら体操)

やり方

  1. テーブルや椅子に手をつく
  2. 痛い方の腕をだらんと下げる
  3. 力を抜いて、前後・左右・円を描くように揺らす

【Point】腕は自分で動かさず、「揺らされている」イメージで行う。

② 壁のぼり運動

やり方

  1. 壁の前に立つ
  2. 指を使って壁を少しずつ登らせる
  3. 上がるところまでいったらキープし、その後ゆっくり戻す

【Point】肩をすくめない、もう少しいけそうなところで止める。

まとめ

無理に動かすと悪化することもあります。痛みが落ち着いたら、少しずつ動かしていきましょう。適切なリハビリで正しく動かしていくことが大切です。気になる症状があれば、無理をせず、リハビリテーションスタッフまでお気軽にご相談ください。

【引用・参考文献】
肩関節周囲炎 理学療法診療ガイドライン 林木孝行