128列マルチスライスCTとは
128列マルチスライスCTとは
128断面を瞬時に撮影可能な高水準なコンピュータ断層撮影装置
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CT(Computed Tomography:コンピュータ断層撮影)とは、被写体の周囲からX線を照射し、得られた情報をコンピュータで処理することによって横断像(輪切り画像)として画像表示する検査です。
人体の内部を画像として観察することができるため、診断に有用な多くの情報を得ることができます。さらに造影剤を使用することにより、血管の情報も含めたより詳しい検査を行うことができます。
128列マルチスライスCTの特長
短時間に広範囲かつ詳細な撮影が可能
従来の装置に比べて検出器の列数が多くなり、広い撮影範囲をすばやくより細かく撮影することができるようになりました。 細かく収集したデータを使用して画像処理を行うことにより、輪切りの画像だけではなく様々な断面の画像の作成や、骨や血管の3D画像の作成も可能なため、診断のためにより多くの情報を提供することができます。
体の負担が少なく心臓CT撮影が可能
今まで撮影の難しかった心臓領域においても、造影剤を注射して10秒程度の息止めで撮影が可能となり、狭心症や心筋梗塞の原因となる心臓の冠動脈の狭窄や閉塞を明瞭な三次元画像として描出することができます。
負担も少なく入院しなくても外来で検査することが可能です。
128列マルチスライスCT 検査のながれ
- 予約時刻の30分前までに予約された外来にお越しください。
- 腹部の検査、造影検査の場合、午前中の予約では朝食を、午後の予約では昼食を取らないでください。
水分(水・お茶)は摂っていただいて結構です。 - 検査部位により、水を飲んでいただいたり、尿を貯めていただいたりすることがあります。
- 造影検査の場合は静脈への注射を行います。
検査終了後
普段医師から水分制限を受けていない方で、造影剤を使用した方は、検査終了後から水分を多めに取ってください。
(他に水分制限を受けている検査等がありましたら、すべて終了後からお願いいたします。)
※救急患者様を優先して検査をさせていただく場合がございます。