地域情報誌 タウンニュース 2026年8月13日掲載記事より

多発性骨髄腫

血液内科 科長 松縄 学

多発性骨髄腫

多発性骨髄腫は、血液細胞の一つである形質細胞ががん化する病気で、高齢の方に多くみられます。主な特徴は貧血や腎障害、骨の病変です。

腰痛や骨折の多くは加齢や骨粗しょう症によることが多い一方で、背景にこの病気が隠れていることがあります。転んだわけでもないのに骨折する、骨が溶けたように見える病変がある、原因不明の貧血、健診で腎機能低下や尿・血液の蛋白異常を指摘されたことなどが、診断のきっかけになることもあります。

血液検査や尿検査など、念頭に置いた検査が早期発見の鍵です。現在でも治癒が難しい病気ですが、近年は治療法が進歩し、以前より良い状態を維持しやすくなっています。気になる症状や健診での異常指摘がある場合は、お近くの医療機関へご相談ください。

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