”隠れ高血圧”にご注意を

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高血圧が脳卒中、心筋梗塞、腎臓病など多臓器の障害を引き起こすことは広く知られています。一方、自宅血圧は正常で、病院血圧が高い「白衣高血圧」も、やはり脳心血管病のリスクです。
それでは、病院血圧は正常で、自宅血圧が高い「仮面高血圧」はご存じでしょうか。これは”隠れ高血圧”とも呼ばれ、自宅では血圧が高くても、健診などでは正常であり、発見が遅れるケースがあります。実際には通常の持続性高血圧と同等のリスクがあり、特に夜間〜早朝に血圧が上昇すると、脳卒中や心筋梗塞を起こしやすいとされます。
こうしたリスクを知っておくために、自宅での血圧測定が重要です。自宅血圧が125/75を超えるようなら、お近くの内科への受診をお勧めします。