改めて見直す検便検査
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みなさま、大腸がん検診は毎年受けていらっしゃいますか?
大腸がんは、かつてがん死因の上位であった胃がんと肝臓がんの原因病原体が特定され亡くなられる患者さんが減少しているのに対して、いまだ不幸にも亡くなられる患者さんが増え続けている厄介ながんです。
検便検査は古くから行われている検診ですが、その有益性が認められており、日本で行われている免疫法という方法で1年に1回便を提出することで60%大腸がん死を減少させるとの報告があります。問題点として、偽陽性(正常なのに検査陽性となること)が多いことと、精密検査による身体的苦痛が挙げられます。
検便検査は低コストで体の負担も少なく、がん以外にも出血する病気の早期発見にもつながります。みなさまもぜひ、毎年大腸がん検診を受診してください。