「ふるえ」の病気
集束超音波療法(FUS)
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手がふるえることに悩んでいる人はとても多いと言われています。「ふるえ」にはいろいろなタイプがあり、適切な診断を行うことで治療ができるものもあります。
本態性振戦は、字を書くときや、コップを持つときなど動作時に「ふるえ」が起きます。薬を内服する以外にも集束超音波療法(FUS)という2019年に保険適用となった新しい手術療法などがあります。頭蓋骨に穴を開けないで行う手術のため、比較的負担が少ないと言われています。
また、パーキンソン病も「ふるえ」から発症することが多い病気です。脳の中のドーパミンという物質が減る病気ですが、減ったドーパミンを薬によって補充する治療がメインで行われます。
治らないと思っていた症状でも、脳神経内科に受診することで改善を見込めることもあります。