掲載日:2024年12月26日
痛みの役割
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私たちは「痛み」を感じることで、身体に何らかの異常が生じていることに気づきます。「痛み」は私たちの身体を守る大切な役割を持ちます。しかし、長く続く痛みや、原因がわからない痛みは、大きなストレスになり、不眠やうつ病など、ほかの病気を引き起こすきっかけにもなります。
国際疼痛学会では痛みを「実際の、または潜在的な組織損傷に関連した、またはそれに類似した、不快な感覚・感情上の体験」と定義しています。
疼痛の分類
- 急性疼痛:6週以内
- 亜急性疼痛:6〜12週
- 慢性疼痛:3ヶ月以上
痛みに対するリハビリテーション
物理療法
- 寒冷療法:アイシング
- 温熱療法:ホットパック
- 電気療法:低周波
- 超音波療法 など
運動療法
運動療法は急性期から行います。不必要な安静・固定や不活動は慢性疼痛を引き起こすことがあるため、可及的早期は低負荷の運動から行なっていきます。
運動強度は「現在出来る事」から始めて、徐々に増加させていきます。
運動の種類としては、ストレッチングや体操、ウォーキングや水泳など負担が少なく、継続してできるものを行っていきます。
リハビリでは痛みの軽減だけでなく、「痛みの原因」を特定して「何故痛くなったのか」といった根本から痛みを解決していきます。
また腰痛や首痛、膝痛といった症状だけでなく、頭痛や女性の月経痛に対しても痛みの軽減を図ることが出来ると言われております。
痛みでお悩みの際には是非、リハビリスタッフまでお声かけ下さい。
【引用文献】疼痛とリハビリテーション 疼痛に対する物理療法・運動療法、疼痛.Jp
INTERNATIONAL ASSOCIATION FOR THE STUDY OF PAIN