2021年1月号

健康寿命をのばそう!

リハビリテーション科

健康寿命とは、健康で日常生活を支障なく送ることのできる期間のことで、男女共に平均寿命との間に“差”(男性:約9年・女性:約12年)がみられます。この“差”は「日常生活に制限のある期間」と言い換えることができ、この“差”をいかに短くできるかが、QOL(quality of life)=「生活の質」を保つ意味でも重要であると言えます。

健康寿命とは

「日常生活に制限のある期間」は「悪性新生物(がん)」、「心疾患」、「肺炎」、「脳血管障害(脳卒中)」など生活習慣が深く関与する「生活習慣病」が原因で生じることが多いため、「生活習慣病」を予防することが健康寿命をのばすことに繋がると言えます。

生活習慣病を予防するための取り組みとして、栄養バランスに配慮した食生活定期的な健康診断の受診禁煙などに加え、適切な運動習慣の獲得が挙げられます。適切な運動習慣によって、血流改善による新陳代謝の促進、中性脂肪量や血糖値・尿酸値などの改善、心肺機能の強化、高血圧の改善、ストレスの軽減など様々な効果が期待できます。気軽に取り入れられると思いますので、みなさん、運動習慣を身に付け、健康寿命をのばしましょう!

【運動時の注意点】

軽めの運動から始め、長期間継続することができそうな運動を取り入れましょう。

運動時の注意点

※このページの図・イラストは公益社団法人日本理学療法士協会 理学療法ハンドブック(健康寿命)から引用しました