季節や環境で悪化する咳
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細菌などの病原体が原因ではなく、環境中の塵やカビの胞子による肺炎を「過敏性肺炎」と呼びます。病原菌による肺炎と同じように息切れ、せき、発熱などの症状が見られ、原因物質を避けることにより改善する可能性があります。
原因として日本ではカビが多く、高温多湿の夏に多くの症状が悪化します。また冬にはダウンや羽毛の蛋白質に反応し肺炎となるタイプもあります。
症状は環境を変える(入院したり、転居する)ことにより改善しますが、再び元の環境に戻ることにより症状が再燃することが特徴的です。
原因に気づかず、症状を長年放置していると肺炎は慢性化し治療できなくなることもあります。
毎年同じ時期に咳や微熱が出るという方は一度、専門医受診をお勧めします。