コロナ禍でもがん検診を
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コロナ禍で家にこもっている方も多いことでしょう。しかし、それを理由にがんを見逃すことはいけません。
日本肺癌学会の調査によると、2020年1月から10月の全国118病院での肺がんの診断件数は、19年の19878例に対し20年は18562例と、6.6%減少したそうです。
学会の発表によると、手術症例も6.0%減少し、薬物療法の症例の減少も8.6%ありました。特に、コロナ患者を多く受け入れた病院で減っています。
肺がん患者が減っているわけではなく、発見が遅れている可能性があるということです。他のがんでも、同様の報告があります。肺がんは早期発見、早期治療が非常に重要です。がん検診を毎年受け、異常を指摘された際は感染対策をしながら、必ず速やかに医療機関を受診するようにしましょう。