2020年1月掲載
新型コロナウイルスに関連した肺炎について
感染管理認定看護師 井上 美智
中華人民共和国湖北省武漢市において、新型コロナウイルスによる肺炎患者の発生が報告されています。国内でも新型コロナウイルスに関連する肺炎患者の発生が確認されたことを厚生労働省が発表しています。
- 風邪やインフルエンザが多い時期であることを踏まえて、咳エチケットや手洗い等、通常の感染対策を行うことが重要です。
- 武漢市から帰国・入国される方におかれましては、咳や発熱等の症状がある場合には、マスクを着用するなどし、事前に医療機関に連絡した上で、受診していただきますようお願いいたします。
咳エチケットとは
「咳エチケット」は、感染症を他人に感染させないために、個人が咳・くしゃみをする際に、マスクやティッシュ・ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえることです。
特に電車や職場、学校など人が集まるところで実践することが重要です。
3つの正しい咳エチケット
1.マスクを着用する | 2.ティッシュ・ハンカチ等で口や鼻を覆う (マスクがない時) |
3.上着の内側や袖(そで)で覆う (とっさの時) |
マスクをつけるときは正しくつけましょう。 鼻からあごまでを覆い、隙間がないようにつけましょう。 |
口と鼻を覆ったティッシュは、すぐにゴミ箱に捨てましょう。 |
※手を洗うことでも病原体が広がらないようにすることができます
悪い事例
せきやくしゃみを手でおさえる | 何もせずにせきやくしゃみをする |
せきやくしゃみを手でおさえると、その手で触ったドアノブなど周囲のものにウイルスが付着します。 ドアノブなどを介して他の人に病気をうつす可能性があります。 |
せきやくしゃみをするとき、しぶきが2mほど飛びます。 しぶきには病原体が含まれている可能性があり、他の人に病気をうつす可能性があります。 |
川崎市ホームページ
厚生労働省 咳エチケットリーフレット