2021年 4月号

「お弁当について」

栄養管理科 吉田 咲子

  • お弁当について
  • 4月!新生活がスタートして食生活では自炊やお昼にお弁当を持参することになった方もいるのではないでしょうか。

    今回は1食約600kcalのお弁当について、「糖尿病食事療法のための食品交換表」を用いてバランスの良い食事や適量摂取のコツをご紹介します。(この本は糖尿病患者に限らず、体重や血糖値が気になる方の糖尿病予防の参考になる本です。)

【糖尿病食事療法のための食品交換表とは】

食品交換表では、私たちが日常食べている多くの食品を、多く含まれている栄養素によって、6つのグループ(6つの表)と調味料に分けてあります。1単位=80kcalで、同じ表の食品は同じ単位ずつ交換できます。

表1 表2 表3 表4 表5 表6 調味料
食品の
分類
炭水化物を多く含む食品 炭水化物を多く含む食品 たんぱく質を多く含む食品 たんぱく質を多く含む食品 脂質を多く含む食品 ビタミン、ミネラルを多く含む食品 -
食品の
種類
穀物、いも、炭水化物の多い野菜と種実、豆(大豆を除く) くだもの 魚介、大豆とその製品、卵、チーズ、肉 牛乳と乳製品(チーズを除く) 油脂、脂質の多い種実、多脂性食品 野菜(炭水化物の多い一部の野菜を除く)、海藻、きのこ、こんにゃく みそ、みりん、砂糖など

献立のたて方

①主食(表1)、主菜(表3)、副菜(表6)は必ずそろえるようにしましょう。
②果物(表2)、乳製品(表4)、油脂類(表6)、調味料は適宜取り入れましょう。

1食約600kcalのお弁当献立例

例① ご飯、卵焼き、豚肉と野菜のケチャップ炒め、付け合わせ(ブロッコリー、ミニトマト)、果物(キウイ)
例② 麦入りご飯、鶏唐揚げ、鮭の塩焼き、青菜のお浸し、野菜煮物、果物(りんご)

表1 表2 表3 表4 表5 表6 調味料
使用単位 3.5単位 0.3単位 2単位 - 0.5単位程度 0.4単位 0.1単位程度
献立例① 白飯
約180g
キウイ1/2個 卵/豚肉
1個/60g
- サラダ油
大匙1/2杯弱
野菜合計
120g
ケチャップ
小匙1.5杯
献立例② 麦入ご飯
約180g
りんご
1/6個
鶏肉皮なし/鮭
60g/60g
- サラダ油
大匙2/3杯弱
野菜合計
120g
砂糖
1~2g

◎今回は表4(乳製品)を入れていませんが、1日分の範囲内で追加してもよいです。
(1日分の牛乳またはヨーグルト:180g)
※調味料は、食品交換表と同様にエネルギー量が多くないものは記載していません。

献立例①のお弁当

  • 献立例①のお弁当
  • 《メニュー》
    ご飯、卵焼き、豚肉と野菜のケチャップ炒め、付け合わせ、果物(キウイ)

彩りの参考に

色/食材 表1 表2 表3 表4 表5 表6 調味料
赤・オレンジ 赤飯、かぼちゃ いちご、みかん、マンゴー、柿 エビ、鮭、タラコ、タコ - ドレッシング トマト、パプリカ、人参 ケチャップ
コーン、 さつま芋、ぎんなん パイン、レモン、りんご 卵、チーズ、大豆 - マヨネーズ トマト、パプリカ
そら豆、グリンピース キウイ、メロン 枝豆 - アボカド ブロッコリー、レタス、ほうれん草
紫・黒・茶 玄米ご飯、麦入りご飯 ぶどう、ブルーベリー さつまあげ、肉 - 黒ゴマ、アーモンド、くるみ 紫キャベツ、ひじき、ゴボウ、きのこ 味噌

糖尿病の食事療法を実施している方へ

・医師からの指示栄養量にあわせて、食材の量を調整してください。
・当院では入院・外来個別栄養指導を実施しております。ご希望がありましたら主治医へご相談ください。

<参考:糖尿病食事療法のための食品交換表第7版>