栄養管理科コラム
ビタミンB12は赤いビタミン
栄養管理科 山室美紗恵
2021/1掲載
今月の栄養メモ
【まぐろ】
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まぐろ、眼が黒い事から「眼黒」→『まぐろ』という名前になったと言われています。 まぐろといえば、お腹側の脂質が多いトロが人気。中性脂肪を下げ、血液の流れをよくする不飽和脂肪酸のEPAとDHAが多く含まれます。一方、赤身の部分は脂質が少なく、高たんぱくです。血合いの部分には鉄が多く、造血作用のあるビタミンB12も含まれているので貧血気味の方におすすめです。 です。
【ビタミンB12】
ビタミンB12は「赤いビタミン」とも呼ばれます。たんぱく質や核酸の合成をはじめ、中枢神経の維持、脂肪の代謝において重要な役割を果たしています。ビタミンB12が不足すると、造血作用がうまく働かず、悪性貧血になります。
ビタミンB12は腸内細菌によっても合成されるので、極端な偏食をしない限り欠乏することはありません。また胃壁からの内因子を介した吸収作用により過剰症も報告されていません。主食・主菜・副菜のそろったバランスのよい食事を心がけましょう。
【新百合ヶ丘総合病院の行事食】2020年1月1日 お正月メニュー
元旦の夕食にお刺身を提供しました。(※治療上お刺身が提供できない食種があります)
新百合ヶ丘総合病院では毎月2回行事食を提供しています。旬の食材を使用したメニューや行事にちなんだ料理を提供し季節を楽しんでいただけるようなお食事作りを心がけています。
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《メニュー》
・米飯
・お刺身盛り合わせ(まぐろ、サーモン、海老)
・卵豆腐・肉じゃが・酢の物