栄養管理科コラム
糖質の代謝に必要なビタミンB1が豊富な「豚肉」
栄養管理科 吉田 咲子
2020/5掲載
今月の栄養メモ
【豚肉】
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豚肉にはたんぱく質の他、糖質の代謝に必要なビタミンB1が豊富に含まれています。にんにくなどに多いアリシンとあわせて摂取するとアリチアミンという成分に変わり、ビタミンB1の吸収や効果を高めます。
他に、糖質や脂質、たんぱく質の代謝を促すビタミンB2とB6、パントテン酸、血液の循環をよくするナイアシンなども豊富です。
豚肉の部位では、糖尿病の食品交換表でたんぱく質を多く含む食品としてロース・ヒレ・もも・ひき肉が分類されていますが、ばら肉は脂質が多いため、油脂類に分類されています。スライスベーコン(バラ肉)1枚で80kcal(1単位)です。飽和脂肪酸を多く含んでいるため、摂りすぎには注意が必要です。
食事は偏らないよう、バランスよく摂りましょう!
<参考図書:糖尿病食事療法のための食品交換表第7版、最新決定版食材事典:学研プラス>
4月10日 テーマ「春」
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【メニュー】
・こどもの日ワンプレート
・野菜サラダ
・かしわもち
こどもの日といえば、兜とこいのぼりですね。今回はメッセージカードの代わりに、こいのぼりの折り紙を添えました。
メインのワンプレートはガパオライスを少し変えて、子供でも食べられるような甘辛の豚もも挽肉をのせています。サラダにはサクサク食感のクルトンとカリカリのベーコンをトッピングしました。
新百合ヶ丘総合病院では毎月2回行事食を提供しています。
旬の食材を使用したメニューや行事にちなんだ料理を提供し季節を楽しんでいただけるようなお食事作りを心がけています。