ホーム 栄養管理科コラム ストレスと食事

新百合ヶ丘総合病院

栄養管理科コラム

2019年4月号

ストレスと食事

人はストレスを受けると、それを防御しようと自律神経系や内分泌系、免疫系によってコントロールされながら、身体の内部環境を一定に保つように力が働きます。過剰なストレスが続くと、ストレスに対する抵抗力が弱まり、状態を安定させようとする働き(恒常性維持機能)に乱れが生じて様々な障害が現れます。


ストレスとは?また、ストレスを引き起こす要因は?

医学的には、脳の下垂体から生成される副腎皮質ホルモンの分泌を促す内外の刺激を「ストレッサー」、これによって引き起こされる一連の生体防御反応を「ストレス」と呼びます。ストレッサーとストレスを区別せずに「ストレス」と呼ぶのが一般的です。ストレスの要因は、悩み等の精神的なもの、寒冷、疲労等の身体的なものなど様々です。



症状は?

精神面…神経症、躁(そう)うつ病などの神経疾患。
身体面…心拍数の増加や不整脈、感染症やアレルギー疾患、ダイエット。



食事で気を付けることは?

ストレスに強くなる栄養素を補給しましょう。
ホルモンの生成をうながすたんぱく質、ビタミンC、精神を安定させるビタミンB群、神経の興奮を抑えるカルシウム、マグネシウム、自律神経を調整する機能に役立つビタミンEなどをじょうずに組み合わせてとれる食品を選びましょう。

①たんぱく質…肉、魚介類、卵、大豆製品など
②ビタミンC…じゃがいも、さつまいも、パプリカ、キウイフルーツ、柿など
③ビタミンB群…豚肉、レバー、牛乳、アサリ水煮、菜花など
④カルシウム…乳製品、大豆製品、小松菜、菜花、魚類など
⑤マグネシウム…大豆製品、海藻類、魚介類など
⑥ビタミンE…ナッツ類、胚芽油、魚介類、大豆製品、穀類、緑黄色野菜など

楽しく食べる工夫も大事

ストレスの多い生活では食生活が不規則になりがちで、さらにストレスに拍車をかけてしまいます。(例:欠食、偏食、暴飲暴食等) 忙しくても1日3食、規則正しく、適量を食べる事が大切です。また、美味しい物を楽しくリラックスして食べる事がストレス解消にも繋がります。


以上の内容を参考に、明日からはストレスに負けない生活を心がけてみませんか。

身体に役立つ知識:アスパラガスの栄養

アスパラガスの旬は4~6月。原産国は地中海で、市場には輸入物が多いですが、国産は4、5月が本州産、6月は北海道産が出回っています。グリーンの他にホワイトアスパラガス、紫アスパラガスもあります。アスパラガスに含まれている「アスパラギン酸」というアミノ酸の一種は、筋肉疲労時にたまった乳酸をエネルギーに変える働きがあります。だるさや疲れを取り、疲労回復やスタミナ・免疫力増強、リラックスおよび睡眠効果、毛細血管の拡張による血圧低下、腎臓や肝臓の機能回復などの効能も期待できると言われています。

~豆知識~

美味しいアスパラガスの選び方
①まっすぐで太めの茎に穂先が程よくしまったもの
②茎の断面がみずみずしく、全体的に濃い目の緑色

美味しさを損なわない様に保存する時には、穂先を上にして立てて保存すると良いでしょう。
何日か保存する時は、いったんゆでて水気を切ってから冷凍保存するのが望ましいです。


【新百合ヶ丘総合病院 ある日のお食事】