ホーム 栄養管理科コラム メタボリックシンドロームと生活習慣病 ∼その①∼

新百合ヶ丘総合病院

栄養管理科コラム

2018年9月号

メタボリックシンドロームと
生活習慣病∼その①∼

メタボリックシンドローム(メタボ)は、 内臓に脂肪が蓄積することによる肥満(内臓脂肪型肥満)を起因とし、生活習慣病を発症しやすくなることで知られています。それぞれの疾患は軽度でも、肥満・高血糖・脂質異常・高血圧などの疾患が重なると動脈硬化が進みやすいため、肥満予防が重要です。

メタボの診断基準

以下の①及び②-a~②-cのうち2項目以上当てはまると、メタボと診断されます。
  • ①内臓脂肪蓄積:腹囲(臍周囲) 男性≧85cm、女性≧90cm
  • ②-a. 高トリグリセライド(TG)血症≧150mg/dl または低HDLコレステロール血症<40mg/dl
  • ③-b. 収縮期血圧≧130mg/Hg または拡張期血圧≧85mg/Hg
  • ④-c. 空腹時高血糖≧110mg/dl

生活習慣をチェックしましょう!

  • ①20歳の時から体重が10kg以上増加、またはここ1年で体重が±3kg増減している。
  • ②日常生活において歩行または同等の身体活動を1日1時間以上していない。
  • ③早食い・ドカ食い・ながら食いが多い。
  • ④就寝前2時間以内に夕食を摂ることが週3回以上ある。
  • ⑤夜食や間食が多い。
  • ⑥朝食を抜くことが多い。
  • ⑦ほぼ毎日アルコールを飲む習慣がある
  • ⑧喫煙習慣がある。(計100本以上又は6ヶ月以上喫煙歴があり、最近1ヶ月も喫煙している)

内臓に脂肪が蓄積する主な原因は、日常の飲食でエネルギーを多く摂りすぎていたり、身体活動量が不足しているために消費エネルギーが少ないことです。上記診断基準に当てはまらなくても、生活習慣に当てはまる方は改善が必要です。今一度見直してみてはいかがでしょうか。

身体に役立つ知識:ゴマの栄養

「ごまかす」という表現がありますが、語源は諸説ありますが、江戸時代に胡麻菓子の胡麻胴乱(ゴマドウラン)という菓子の中が空洞になっていることから、見かけ倒しの例えに用いられていると言われています。

原産地は東インドからエジプトに跨る地方で、市場に出回っている胡麻の大半は中国を始めとした外国産であり、国内産は1%にも満たない生産量のため高価です。栄養は脂質が大半を占めますが、体内では合成できない多価不飽和脂肪酸の「リノール酸」が豊富で、血中コレステロールの低下や動脈硬化の予防に役立ちます。また、骨や歯を形成し神経の働きを助ける「カルシウム」も豊富です。しかし、いくら健康に良くても脂質です。摂りすぎるとエネルギー過多にもつながりますので気を付けましょう。


【新百合ヶ丘総合病院 ある日のお食事】