ホーム 栄養管理科コラム 夏バテ~暑さに負けない食事とは?!~

新百合ヶ丘総合病院

栄養管理科コラム

2018年7月号

夏バテ
~暑さに負けない食事とは?!~

暑くて体温が上昇すると体は発汗して体温を下げようとしますが、湿度が高いと体温調節が難しく、熱が体内にこもってしまい、それが体を疲れやすくさせてしまいます。また食生活では、暑さで「暑い→だるい→食欲がない→飲料水の飲みすぎ→消化能力の低下→食欲不振」という悪循環を招き、さらに夜の暑さで寝苦しく生活のリズムが乱れがちになります。その結果、体調が崩れて夏バテを起こしてしまいます。

夏バテ予防に効果的な食事と栄養素

食事はなるべく3食食べるようにしましょう。
さらに以下の栄養素を摂るように心がけましょう。

  • ビタミンB1アリシンと一緒に摂ることで、疲労回復に役立ちます。
    <食材>:ビタミンB1~豚肉、ごま、ウナギ、大豆、かつお、玄米
    アリシン~にんにく、玉葱、ネギ、ニラ
  • ② ビタミンA…皮膚や粘膜・視覚を正常に保ち、身体の抵抗力を保っています。
    <食材>:レバー、ウナギ、人参、かぼちゃ、赤ピーマン、にら
  • ③ ビタミンC…皮膚・粘膜・骨の強化に役立ち、抗ストレス作用もあります。
    <食材>:キウイフルーツ、ジャガイモ、カリフラワー、ブロッコリー
  • ④ たんぱく質…体の細胞などの構成成分。不足すると免疫力低下、スタミナ不足になります。
    <食材>:肉、魚、玉子、乳製品、豆製品
  • ⑤ カリウム…体内の余分なナトリウムを体外へ出してくれます。
    <食材>:ひじき、いも類、ほうれん草
  • ⑥ クエン酸…疲労物質の乳酸を減らしてくれるので、疲労回復に役立ちます。
    <食材>:レモン、梅干し、酢

暑いとどうしても冷たい物を飲みすぎたり、そうめん等さっぱりしたものだけを食べたりなど偏った食生活になりがちです。バランスのよい食事を心がけて、今年の猛暑も元気に乗りきりましょう。

身体に役立つ知識:なすの栄養

昔から「秋なすは嫁に食わすな」と言われますが、その意味は諸説あります。美味しい秋のなすは、もったいないから嫁に食べさせるなという嫁いびりの意。また、なすは体を冷やす、なすは「種」が 少ないので「子供」が出来ないといけないという嫁思いの意もあります。なお、なすの旬は7~8月(露地物)です。

「秋なす…」と言われるので旬は秋なのでは?と思われがちですが、これは旧暦の7月(秋)を指しています。栄養価はむくみを解消する「カリウム」がほとんどですが、なす紺と言われる色素「アントシアニン」という抗酸化物質も含まれていおり、ガンや動脈硬化、老化の原因になる活性酸素を無害化する効果があります。水に溶けやすいので、なすを煮た料理は汁ごと摂るのがおすすめです。


【新百合ヶ丘総合病院 ある日のお食事】