新百合ヶ丘総合病院

栄養管理科コラム

2017年12月号

便秘とは?

排便の習慣は個人差があり、どの程度で便秘なのかは明確には決まっていません。一般的には2~3日程度の排便がなく、腹部膨満感や腹痛等日常生活に支障がある場合をいいます。腸の病気や薬剤によらない、通常の便秘には以下の物があります。

便秘の種類

  • 弛緩性便秘
    運動不足で「蠕動運動(消化した食べ物を腸の中で移動させたり便を体外へ排出させたりする動き)」の力が低下して起こります。残便感が残ることが多く、日本人の2/3がこのタイプ。運動してお腹周りを動かす、冷たい水を飲んで腸を刺激すると良いです。
  • けいれん性便秘
    ストレスにより腸が常に緊張して動き、便秘と下痢を繰り返します。ゆっくりお風呂に入ったり、睡眠時間をたっぷりとるなどリラックスした環境作りも効果的です。
  • 直腸性便秘
    トイレに行くのを我慢したり、生活リズムが不規則だったりすると便意の信号が弱くなって排便リズムが乱れます。冷たい水を飲んで腸を刺激する、決まった時間にトイレに行く習慣などをつけると良いです。

便秘の食事で気を付けることは?

  • 3食きちんと食べましょう…食事を抜いたり、お菓子やちょっとしたものをつまんで済ませないようにしましょう。
  • 水分を十分に摂りましょう…水分をしっかり摂ることで便の量が増え、排便がスムーズになります。お茶や水の他に、スープや汁気の多いおかずを取り入れてみましょう。
  • 食物繊維をしっかり摂りましょう…食物繊維は腸を刺激したり、水分を吸収して便の量を増やし、排便をスムーズにします。また、腸内に発生した有害物質の排泄を促し、乳酸菌などの有益菌を増やして腸内環境を改善します。
    例)野菜類、穀類、豆類、きのこ、こんにゃく、海藻類、果物)
    (*けいれん性便秘の場合は控えめにしましょう。)

身体に役立つ知識:サバの栄養

サバの旬は10~12月。「秋さば」「寒さば」などと呼ばれるように、秋から冬にかけてが脂がのり、美味しいです。サバにちなんだことわざで年齢や数を誤魔化すことを「さばを読む」といいますが、サバは傷みやすい上に一度に沢山獲れるので仕訳の速さを重視していた=ろくに数えていないことに由来する説があります。

サバには多価不飽和脂肪酸のDHA、EPAが豊富で、「コレストロールを下げる!」「中性脂肪を減らす!」「血液をサラサラにして血栓を予防する!」「アレルギー症状を抑える働き!」「免疫力を高めてくれる!」「記憶力、判断力を高める働き!」「認知症に対する効果!記憶力を高めてくれる!」など、たくさんの効果や効能があります。


【新百合ヶ丘総合病院 ある日のお食事】

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