TRT療法について|耳鳴・難聴専門外来

火曜日午後の耳鳴難聴外来では最新の耳鳴治療であるTRT(Tinnitus Retraing Therapy)を行っております。

まだ補聴器を装用したことのない TRT希望の慢性の耳鳴、難聴の患者さんはまず、土曜以外の月曜~金曜の午前の一般耳鼻咽喉科外来を受診して下さい。

※ 2016年1月より火曜午後TRT外来の初日の診察時のみ予約診療時選定療養費 5,500円(税込)となります。
※ 2017年7月より当院専属の言語聴覚士による治療の説明、リハビリ指導を行っております。

TRT(Tinnitus Retraining Therapy)について

以前からの慢性の耳鳴や数ヶ月から半年前に出現した耳鳴について、当院耳鼻咽喉科ではTRTという耳鳴の最新の治療を行っております。耳鳴の原因になるような疾患の有無を精査した後、TRTという耳鳴を気にしなくなる療法を施行します。他の医療機関で「諦めてください」といわれた方、「眠前などに耳鳴が気になる」という方の受診もお勧めします。

TRT(Tinnitus Retraining Therapy)とは

耳鳴順応療法とも言い、1990年代にジャストレボフ博士により提唱された治療法で、「脳を耳鳴りの音に順応させるように訓練する方法」です。カウンセリングと音響療法により成り立っています。

TRTとSG及び補聴器について

音響療法として補聴器、またはSG(Sound Generator:サウンドジェネレーター)を外界からの音の入力により耳鳴を意識から反らす目的で使用します。
聴力正常または軽度難聴の患者さんにはSGを、難聴の自覚のある中等度以上の難聴の患者さんには補聴器によるTRTを施行しております。

適応について

耳鳴りの患者さんすべてにTRTを施す訳ではありません。

以下の症状の方はTRT(補聴器またはサウンドジェネレーター)が向いていない場合もあります。耳鳴の原因としては加齢によるものが最も多くあげられています。

急性期の方(急性感音難聴、突発性難聴など)

  1. 音を入力するので6か月以上の慢性耳鳴の方が適応になります。
  2. 急に聴力が低下したなど聴力の変動がある方は向いていません。

重度のうつ病、心因反応

  1. うつ病が原因で耳鳴を自覚する場合は、TRTで却ってうつ症状、心因反応が悪くなることがあります。

耳鳴による生活障害度の低い方・耳鳴がなくなることを目的

  1. TRTは耳鳴を消失させる治療ではないので耳鳴改善感が治療効果が見られない可能性があります。 患者さんが高齢等の場合、耳鳴治療になぜ補聴器が必要なのか説明したりSGまたは補聴器の操作方法につき説明したりと複雑な内容を含みます。外来診察時には、付添者の方の同席(ご同伴)をお勧めします。

ご確認ください

  1. TRTの初診はまだ補聴器装用をしたことのない患者さんを対象としております。
  2. 外傷後、交通事故後の患者さんの耳鳴は他覚的な評価が難しいので、当院ではTRT適応といたしておりません。