CPAP(シーパップ)専門外来

CPAP(シーパップ)専門外来とは

CPAP(シーパップ)専門外来は、睡眠時無呼吸症候群の症状のある初診・紹介患者様の外来診療です。

対象疾患・治療方法

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは

寝ている時に空気の通り道である上気道が閉塞してしまう閉塞性(OSA)呼吸中枢の異常である中枢性(CSA)にわけられますが、90%が閉塞性です。上気道が閉塞する理由としてはのどの周りの脂肪沈着、舌の付け根(舌根)の肥大、沈下が挙げられます。

日本人の場合、欧米人に比して骨格が小さく、脂肪組織が増えると容易に気道を圧迫することになってしまいます。特に顎の小さい人は肥満が強くなくても、上気道閉塞をきたしやすいと考えられています。

症状としてはいびきや日中の眠気がよく知られていますが、それ以上に心血管系疾患との関連が重要です。SASの患者さんは虚血性心疾患による死亡が健常者の4倍とされており、薬剤抵抗性高血圧の8割でSAS合併症していた、という報告もあります。また、動脈硬化や糖尿病といった生活習慣病も合併しやすいことが知られています。

睡眠時無呼吸症候群の診断

まずは、在宅でできる簡単な検査をします。ご自宅に鼻と指につけるセンサーが送られてきます。一晩それをつけていただき、翌日返送します。約2週間後外来にて、解析結果をお伝えします。重症度は無呼吸低呼吸指数(AHI)で判断します。

10秒以上呼吸が止まっている状態を無呼吸、呼吸はしているけれど浅く、SpO2(酸素飽和度:指のセンサーでわかります)が3~4%以上低下した状態を低呼吸といいます。1時間あたりの無呼吸と低呼吸の回数の和がAHIであり、正常で5未満です。40以上の重症型はすぐに治療に移ることがすすめられています。

AHI20以上が健康保険を使った治療の対象となるのですが、40未満の場合は終夜ポリソムノグラフィ(PSG)という1泊入院して行う精密検査を受ける必要があります。脳波や胸部腹部の換気運動などを調べ、OSAなのかCSAなのか、どのくらい深い眠りが得られているのか、などを評価したうえで治療を検討することとなります。

睡眠時無呼吸症候群の治療

最も確実な治療法が、CPAP(持続陽圧呼吸)です。両手で乗せられるくらいの箱型の装置からエアチューブを伝い、鼻に装着したマスクに空気を送り続け、空気圧で舌根や脂肪組織を持ち上げる方法です。月に一回外来受診していただき、装置に内蔵されたマイクロチップのデータをもとに、使用頻度や毎月の平均AHIをみて治療の有効性を確認します。

CPAPを行っているかたは壮年で多忙なかたが多く、平日外来受診がむずかしいため、当院においては土曜午後に定期受診のための外来を開設しております。

診療日

  1. 土曜日 14:00~17:00(隔週)

諸事情により変更・休診になることがございます。
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外来診療予約専用TEL(通話料無料) 0800-800-6456

医師紹介

  • 高橋 篤(たかはし あつし)
    呼吸器内科

専門分野・得意な領域 呼吸器内科
専門医
指導医
医学博士
日本内科学会 認定内科医
日本内科学会総合内科 専門医
日本呼吸器学会 専門医
日本化学療法学会抗菌化学療法 認定医
ICD(インフェクションコントロールドクター)
所属学会 日本内科学会
日本呼吸器学会
日本アレルギー学会
日本感染症学会
日本化学療法学会
主な経歴
1989年 筑波大学医学専門学部 卒業
1989年 東京女子医科大学 呼吸器内科 入局
国立療養所東京病院、東京都多摩老人医療センター等 派遣
英国国立心肺研究所留学(1999~2001年)
2006年 東京有隣会 有隣病院 医局長
2012年 新百合ヶ丘総合病院 呼吸器内科部長
2015年 牟礼の里駅前クリニック 院長
2016年 湯村温泉病院 副院長