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各科紹介

耳鼻咽喉科 耳鳴・難聴外来(TRT)


火曜日午後の耳鳴難聴外来では最新の耳鳴治療であるTRT(Tinnitus Retraing Therapy)を行っております。

TRT希望を含む慢性の難聴、耳鳴の患者さんはまず、土曜以外の月曜~金曜の一般耳鼻咽喉科外来を受診して下さい。

※2016年1月より火曜午後TRT外来の初診が有料になります。


受診について

現在、はじめに受診していただく一般外来が大変混雑しており、診療時間内に検査が受けられない可能性もあります。
また、専門的な耳鳴難聴治療を行う 耳鳴難聴外来の予約は数か月先となっております。

詳しくはコールセンター(? 0800-800-6456)または耳鼻科診察時にお問合せ下さい。

TRT(Tinnitus Retraining Therapy)について

数ヶ月から半年前に出現した耳鳴や以前からの慢性の耳鳴について当院耳鼻咽喉科ではTRTという耳鳴の最新の治療を行っております。耳鳴の原因になるような疾患の有無を精査した後、TRTという耳鳴を気にしなくなる療法を施行します。他の医療機関で「諦めてください」といわれた方の受診もお勧めします。

TRTとは

耳鳴順応療法とも言い、1990年代にジャストレボフ博士により提唱された治療法で、「脳を耳鳴りの音に順応させるように訓練する方法」で、カウンセリングと補聴器、またはSG(Sound Generator:サウンドジェネレーター)を装用することにより成り立っています。聴力正常または軽度難聴の患者さんにはSGを、難聴の自覚のある中等度以上の難聴の患者さんには補聴器によるTRTを施行しております。

TRTとSG及び補聴器について

耳鳴りの患者さんすべてにTRTを施す訳ではありません。 TRTおよびSGの装用、または補聴器のフィッティングは担当医師が適応であると判断した場合に、患者さんに施行しています。急性・慢性のいずれか?あるいは他の治療法(薬物治療法)で効果があるかどうか?などの事前判断に基づいています。

以下の症状の方はTRT(補聴器またはサウンドジェネレーター)が向いていない場合もあります。

    急性期の方:
  • ・音を入力するので6か月以上の慢性耳鳴の方が適応になります。
  • ・急に聴力が低下したなど聴力の変動がある方は向いていません。

    重度のうつ病、心因反応:
  • ・TRTで却ってうつ症状、心因反応が悪くなることがあります。

    耳鳴による生活障害度の低い方:
  • ・TRTでは耳鳴りがなくなる訳ではないので治療効果が見られない可能性があります。

    他の音響療法を試していない方:
  • ・生活環境雑音や音楽で紛らわすのみでも効果があります。
  • ・TRT治療の原理は生活環境雑音や音楽で紛らわすことと同じです。

    耳鳴がなくなることを目的:
  • ・TRTは耳鳴を消失させる治療ではありません。

※外傷後、交通事故後の患者さんの耳鳴は他覚的な評価が難しいので、当院ではTRTの適応といたしておりません。
また、当院での補聴器を用いた耳鳴治療は新規で補聴器をご検討される患者さんを対象としております。

慢性中耳炎に伴う耳鳴の患者さんへ

慢性中耳炎による難聴に伴う耳鳴の患者さんにはTRTは適応になりませんが、当院では鼓膜の穿孔(穴)を塞ぐ鼓膜形成術、中耳の病態を整える鼓室形成術等の手術によって難聴を改善し、耳鳴を軽減する治療も行っております。 また鼓室形成術では慶応大学耳鼻咽喉科小川教授に御支援いただいております。 どうぞご相談下さい。

TRT療法や、加齢による難聴のために使用する補聴器について

当院では補聴器適合判定医、補聴器相談医が、認定補聴器技能者と連携してそれぞれの難聴に応じた補聴器を選び、調整(フィッティング)をします。必要に応じて補聴器適合検査を行います。貸し出し試用期間の1~2か月間補聴器を使い続け、聞こえ方を脳に慣れさせながら、認定補聴器技能者に調節してもらいます。引き続き補聴器の細かい調整を行い、購入(保険診療外)となりますが、そのあとも、定期的に補聴器の調整を行います。