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地域情報誌 タウンニュース 2018年12月号 掲載記事より

若年性アルツハイマー病

神経内科 部長

矢﨑 俊二



若年性アルツハイマー病は65歳未満で発症するアルツハイマー病のことです。厚生労働省の2009年3月の調査結果では、日本全国の若年性認知症の患者数は約37,800人で、このうち約25%がアルツハイマー病です。

初期症状はうつ病と似ていて、不眠やイライラの日が続き、ささいなことで大声をあげて怒ったり、人格の変化、幻覚、妄想が起こることがあります。記憶障害のほかに意欲も低下してきます。若年性アルツハイマー病が発症した場合の問題点は、本人が家計や育児の中心的担い手であり、就労の継続、世帯の経済、子の養育、親の介護などの生活課題が存在することです。

上記の症状に家族や周囲の人が気づいたら、早い時期に認知症の専門外来を受診することをお勧めします。