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地域情報誌 タウンニュース 2018年10月号 掲載記事より

心停止!~救命の連鎖~

循環器内科 科長

櫻井 馨



急性心筋梗塞は、心臓を栄養する血管が閉塞する致死的な病気です。病院に辿り着くことなく命を落とす方もおられ、全体的な死亡率は20%にもなります。亡くなる方の半数以上は胸痛を自覚してから1時間以内に集中しています。

救命の連鎖といわれる①早期通報②早期心肺蘇生③早期除細動④早期病院搬送の4つの輪がリンクすることが肝要です。

突然倒れて意識のない人を見たら心停止を疑い、大声で応援をよび、119番通報とAEDの手配を頼んでください。その間心臓マッサージを行います。心臓が止まると15秒程度で意識がなくなり、4分以上その状態が続くと低酸素脳症といって回復不可能な状態になります。

心臓が止まっている間は心肺蘇生を続けることが救命のチャンスを高めます。