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地域情報誌 タウンニュース 2018年7月号 掲載記事より

新生児期から保湿を

小児科 医長

安原 理恵子



食物アレルギーを発症する患者さんの数は年々増加しています。卵、乳、小麦が3大原因ですが、最近の研究で、乳児期のアトピー性皮膚炎の発症が卵アレルギーの発症と関連することが確認されました。アトピー性皮膚炎など湿疹のある肌では、免疫細胞がアレルゲンを取り込んでしまい、免疫反応が起こります。これを経皮感作と言います。この状態が続くことでアレルギーを発症すると言われています。

そして同時に、新生児期からの保湿剤塗布により、アトピー性皮膚炎の発症リスクが3割以上も低下することもわかっています。新生児期から保湿を継続して行い、親子のスキンシップを育みながら、皮膚バリアを補強してあげることで、アトピー性皮膚炎、そして食物アレルギーの発症も予防することができるのです。