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地域情報誌 タウンニュース 2018年1月号 掲載記事より

「生きづらさ」を抱える人へ

精神科 科長

戸部 有希子



 持って生まれた能力や性質、環境によって様々な、生きづらさを抱える方がいます。そのために、人生の何処かで、頑張りきれなくなり、「うつ状態」となって、精神科にご相談に来られる方にしばしばお会いします。

 現代の日本社会は、とかく横並びで「普通」を求められます。多様性が許容されることが期待されたネットの中でもまた、同調圧力が存在し、何か少しでも間違えると炎上という形で、不特定多数から責め立てられます。何が正しいのかわかりにくいこの世界で、ありのままの自分を認めることは難しいものです。見返りや他人の評価を気にしないということが、これほど難しい時代はなかったでしょう。自分らしく伸び伸びと生きることが出来たらいいですね。