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地域情報誌 タウンニュース 2017年6月号 掲載記事より

前立腺癌手術の変遷

ロボット手術センター長

吉岡 邦彦



2000年当時、前立腺癌手術方法には開放手術と腹腔鏡手術がありました。腹腔鏡手術は傷が小さく、術後の回復が早いことから低侵襲手術と呼ばれています。手術成績が同等ならば低侵襲手術が優れている事は明白ですが、前立腺癌の腹腔鏡手術は手技の難しさから普及しませんでした。

しかし、2001年のロボット手術の登場で様相は一変します。低侵襲手術でありながら術者も習得しやすいため全世界で普及し、日本でも2016年度には約70%の手術がロボット手術で施行されています。登場から約16年が経ち、従来の2術式を超える良好な成績が多々報告されています。

2006年から東京医科大学病院、新百合ヶ丘総合病院の泌尿器科では、1500例を超える日本最多のロボット手術経験を有し、より侵襲が低く安全性の高い手術を目指し日々切磋琢磨しています。