ホーム 医療コラム脂肪率・肝硬度を調べるMRE

地域情報誌 タウンニュース 2017年5月号 掲載記事より

脂肪率・肝硬度を調べるMRE

肝疾患低侵襲治療センター長 / 内視鏡センター長

國分 茂博



肝臓の画像診断は近年大変な進歩を遂げています。中でもMRIは、血流情報に加え、機能イメージングと呼ばれ、肝細胞自体の働きや胆道への排泄状況を捉えた画像を提供できます。

昨年春、当院に導入されたMRエラストグラフィ―(MRE)は、従来超音波で「肝臓が腎臓より白い?」だけで判断されてきた脂肪肝や「肝表面から辺縁がやや丸みを帯びて硬そう?」と疑ってきた肝硬変(正常2kPa)が数値で表現されます。

従って年に1回測定すれば「昨年に対して増えたか、悪くなったか?」が印象でなく、数値で示され、受診当人の明確な自覚と、ご家族も無用な心配なく、客観的な情報が得られます。

また時には、正常肝との比較で肝臓がんの診断、治療後の効果測定にまでMREが活用されます。 専門医への積極的受診をお勧めします。