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地域情報誌 タウンニュース 2016年07月号 掲載記事より

心房細動の正しい理解を

循環器内科 部長

畔上 幸司



近年、社会の高齢化とともに心房細動が増えています。心房細動は加齢とともに増加する不整脈で、80歳以上では10人に1人が患っているともいわれます。

心房細動では、心房が無秩序に収縮し心拍が乱れます。自覚症状としては動悸・息切れやめまい感などが多い印象です。脳梗塞や心不全の原因疾患としても重要です。心房細動による脳梗塞は心房内の血栓が原因となります。重度の脳梗塞を来たし、その後の人生を左右します。

治療は「抗凝固療法」という血栓予防薬の内服が行われます。症状を緩和するため抗不整脈薬も使用されます。根治的な治療としてはカテーテルアブレーションが有効です。

早期発見・早期治療が大切な疾患です。心房細動が疑われたら、まずお近くの専門医にご相談下さい。