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地域情報誌 タウンニュース 2016年04月号 掲載記事より

肺がんの低侵襲手術

呼吸器センター センター長 / 呼吸器外科 統括部長

小田 誠



がんは国内における死亡原因の約3割を占めております。中でも肺がんで平成25年には約7万3千人の方が亡くなっており、がん死亡原因で最多です。肺がんの5年生存率は約30%と、非常に治りにくいがんであることが特徴です。それだけにいかに早期に発見できるかがとても大切です。

早期に発見された肺がんに対しては胸腔鏡というビデオスコープを用いた小さい創からの手術が可能です。これにより、個人差はありますが、肺の一部を切除する場合でも、肺葉切除(片方の肺の1/2~1/3を切除)する場合でも、術後1~2泊で退院していただいております。早期に社会復帰ができます。

早期に見つかると80%の方が治る可能性があり、胸腔鏡を用いた低侵襲治療の良い適応です。早期発見のためには特に喫煙者では40歳を過ぎたら低線量CTスキャンによる検診をおすすめします。