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地域情報誌 タウンニュース 2015年8月号 掲載記事より

早期発見で助かる命

脳神経外科 部長

野中 洋一



MRI(エムアールアイ)という検査を御存知でしょうか。強い磁場を利用して体内のあらゆる部分を画像化し診断に用いる検査です。「X線被爆」や「痛み」のない検査です。約20分間、狭くて暗い筒の中で横になるだけで「脳腫瘍」や「脳動脈瘤」等の病気を早期発見することができます。

脳腫瘍の場合、発生した場所や大きさによっては長い間「無症状」で過ごすことも少なくありません。しかし症状が見られたときにはすでに危ない状態になっていることもあります。また脳動脈瘤が破裂したら「クモ膜下出血」という致死率50%以上の恐ろしい病気を発症します。

すべての脳疾患を防げるわけではありませんが、早期発見によって「助かる命」があるのは確かです。30歳を目安に一度検査を受けてみてはいかがでしょうか。